保育園や幼稚園で子どもと一緒に作れる簡単オリジナルうちわ製作

保育関連でうちわを製作するけどアイディアが思い浮かばない、簡単に作れる方法が知りたいという方はいるのではないでしょうか。今回は、子供と一緒に作れる簡単オリジナルうちわの製作方法7選と手作りに必要なうちわ骨の入手方法をご紹介します。
目次
- ≫ 簡単!オリジナルうちわの製作7選
-
- ― 折り紙でじゃばら折り
- ― 糸やモールで立体的に
- ― 手形や足形を使う
- ― 手作りスタンプで模様をつける
- ― 家族の似顔絵を描く
- ― ステンシルプリント
- ― 折り染めやにじみ絵
- ≫ うちわ製作で必要なうちわ骨の入手方法
- ≫ まとめ
簡単!オリジナルうちわの製作7選
オリジナルうちわを簡単に製作する7つの方法をご紹介します。一緒に作る子供の年齢にあわせて製作方法を試してみてください。
折り紙でじゃばら折り
折り紙や割り箸を使ってじゃばら型のうちわに仕上げていく方法です。うちわ骨やノベルティのうちわを準備する必要がなく、身近にある材料と道具で製作することができます。今回はひまわりのうちわを作っていきます。準備する材料と道具は以下の通りです。それぞれ同じ役割を果たすものであれば、別の材料でも代用可能です。
- 折り紙(黄色)26㎝×26㎝ 1枚
(茶色)15㎝×15㎝ 2枚 - 割り箸
- はさみ
- 両面テープ
- セロハンテープ
- ボンド

STEP1 折り紙で土台を作っていく
黄色の折り紙を約8㎝の幅で3枚、茶色の折り紙を4㎝の幅で6枚切ります。折り紙のサイズを変えて製作する場合、茶色の折り紙を黄色の折り紙の半分の幅で切るとひまわりをイメージしやすくおすすめです。

STEP2 折り紙を貼り合わせる
茶色の折り紙を黄色の折り紙の中央に貼っていきます。貼った時にはみ出た茶色の折り紙は切ってください。これを3つ作ります。

STEP3 折り紙をじゃばら折りにしていく
貼り終わったら、表に向けて半分に折っていきます。これを合計4回行い、折り紙を小さくしていきます。折ることができたら、紙を広げて裏面からじゃばらに折っていきます。すべて折り終わったら、折り紙の下部にセロハンテープを貼り強度をあげていきます。

STEP4 折り紙を切っていく
ひまわりの見た目に近づけるためにセロハンテープで止めた逆側の端をななめに切っていきます。丸く切ると緩やかなカーブがかかった見た目になるのでお好みでアレンジしてみてください。
STEP5 折り紙を両面テープで貼り合わせる
じゃばら折りしたものを両面テープで貼りあわせていきます。
のりを使用して貼り合わせることも可能ですが、両面テープを使用することでのりが乾く時間を待つ必要がなくなります。両面テープを持っている場合は、使用することをおすすめします。

STEP6 持ち手を割り箸で作る
割り箸を半分に割り、両端にボンドで貼り付けていきます。貼り付ける際の注意点は割り箸を中心に近づけすぎないことです。中央から少し余裕を持たせて貼り付けることで綺麗に閉じやすくなります。持ち手を付けたら、うちわを開いたり、閉じたりできることを確認して完成です。
今回はボンドを使用しましたが、割り箸がはずれなければ問題がないため、セロハンテープやのりなどを使用することも可能です。

糸やモールで立体的に
糸やモールを使って立体的なうちわに仕上げていく作り方です。準備する材料と道具は以下の通りです。それぞれ同じ役割を果たすものであれば、別の材料でも代用可能です。
- うちわ骨
- 色画用紙(黒)
- モール
- 折り紙
- 鉛筆
- アルミカップ
- 牛乳パック
- 毛糸
- のり
- はさみ
- ボンド
STEP1 うちわの土台を作る
鉛筆でうちわの型をとり、黒色の画用紙を切り取ります。これを2枚用意します。次に切り取った画用紙をうちわの両面にのりで貼ります。

STEP2 毛糸でポンポンを作成する
牛乳パックと毛糸を準備してください。牛乳パックを開いて側面の高さを半分に切ります。切り取ったパックに一か所切り込みを入れ、毛糸をはさみながら巻いていきます。10回程度巻いたらパックからはずし、短めの毛糸で真ん中をきつく結びます。最後に両サイドの輪になっている部分を切り、形を整えたら完成です。毛糸を巻く回数を増やしていくことでより大きいポンポンが作れるのでお好みで調整してください。

STEP3 土台にポンポンを貼る
作成したポンポンをアルミカップにボンドで貼り付け、うちわに貼っていきます。
STEP4 仕上げ
最後に短く切ったモールや折り紙をうちわに貼り付けたら完成です。

保育園や幼稚園で園児に製作してもらう際は糸やモールの色などを1から考えて、それぞれのデザインで作っていくと個性が出ておすすめです。
手形や足形を使う
手形や足形を使って、カニや金魚・花火などをうちわにデザインする作り方です。今回は花火をデザインしていきます。準備する材料と道具は以下の通りです。それぞれ同じ役割を果たすものであれば、別の材料でも代用可能です。
- うちわ骨
- 無地の画用紙
- 折り紙
- 絵の具
- はさみ
- のり
STEP1 うちわの土台を作る
鉛筆でうちわの型をとり、画用紙を切り取ります。これを2枚用意します。次に切り取った画用紙をうちわの両面にのりで貼ります。今回は花火をデザインするので黒色の絵の具で薄く色を塗っていきます。
STEP2 うちわに絵を描いていく
好きな色の絵の具を手のひらにまんべんなく塗って、中心から円を描くように手形をとっていきます。
STEP3 折り紙を切る
花火の中央部分と火花を折り紙で作っていきます。中央部分は折り紙を丸く、火花の部分は細く切っていきます。
STEP4 折り紙を貼る
STEP3で作った折り紙をうちわに貼って完成です。

インクの色やどのようなデザインにするかなど、園児が考えることで同じ題材でも違った雰囲気に仕上がります。
手作りスタンプで模様をつける
スポンジや画用紙、野菜など好きな形に切り取り、手作りのスタンプを作って模様をつける作り方です。今回は野菜でスタンプを作ってデザインしていきます。準備する材料と道具は以下の通りです。それぞれ同じ役割を果たすものであれば、別の材料でも代用可能です。
- うちわ骨
- 無地の画用紙
- 野菜(ピーマン、ゴボウなど)
- プラスチック容器
- はさみ
- のり
- ペン
- 絵の具
STEP1 手作りスタンプの事前準備
事前準備ではスタンプ台の用意と野菜を切る作業を行います。用意したプラスチック容器に絵の具を水に溶いてスタンプ台を作ります。野菜はスタンプするときに持ちやすい大きさに切っておきます。これで事前準備は終了です。
STEP2 うちわの土台を作る
鉛筆でうちわの型をとり、画用紙を切り取ります。これを2枚用意します。次に切り取った色画用紙をうちわの両面にのりで貼ります。
STEP3 うちわにスタンピングしていく
野菜スタンプを色が重ならないようにスタンピングしていきます。色が混ざらないようにもとのスタンプ台に戻してください。スタンプの種類や絵の具の色を変えて繰り返しスタンプを押していきます。色が重ならないようにスタンプが押せたら完成です。
ハサミや鉛筆を使う作業になる可能性があるため、お子様の年齢にあわせて先生や保護者の方が元となるスタンプを作ってあげるのもおすすめです。
家族の似顔絵を描く
家族や園児自身の似顔絵をうちわ本体に描いたり画用紙を切り取って貼ったり、複数のやりかたで製作できます。今回は画用紙を切って貼り合わせた作り方をご紹介します。準備する材料と道具は以下の通りです。それぞれ同じ役割を果たすものであれば、別の材料でも代用可能です。
- うちわ骨
- 色画用紙
- 折り紙
- のり
- クレヨン
- はさみ
STEP1 うちわの土台作る
鉛筆でうちわの型をとり、画用紙を切り取ります。これを2枚用意します。次に切り取った色画用紙をうちわの両面にのりで貼ります。
STEP2 折り紙をちぎる
うすだいだいと黒の折り紙をちぎっていきます。顔のパーツに使う、うすだいだいの折り紙は作りたい顔の大きさにあわせてちぎってください。
STEP3 似顔絵を描いていく
作りたい人の顔をイメージしながら、ちぎった折り紙を貼って顔を作っていきます。クレヨンで鼻や口を書き足したら完成です。鼻や口もちぎった色画用紙で再現することが可能です。

一緒につくるお子様の年齢によって、ペンで描く方法、折り紙を貼り付けていく方法を使い分けていくとよいでしょう。
ステンシルプリント
ステンシルプリントとは型を使って文字やイラストをTシャツやうちわにプリントすることを指します。型を使うため、絵や文字を描く必要がなく、小さいお子様でも簡単にイラストをプリントすることができます。準備する材料と道具は以下の通りです。それぞれ同じ役割を果たすものであれば、別の材料でも代用可能です。
- 絵の具
- 無地の画用紙
- 切り抜いた型紙
- うちわ骨
- のり
- マスキングテープ
STEP1 うちわの土台作り
鉛筆でうちわの型をとり、画用紙を切り取ります。これを2枚用意します。次に切り取った画用紙をうちわの両面にのりで貼ります。
STEP2 型紙を配置する
用意した型紙をうちわに好きなように配置し、マスキングテープで動かないように固定します。
STEP3 うちわを絵の具で塗っていく
絵の具の濃度が水っぽくなりすぎると綺麗に仕上がりづらいです。濃い目で作業を行うことがおすすめです。
STEP4 うちわを乾燥させる
うちわに塗った絵の具を乾燥させます。絵の具が乾燥したら、型紙をはがして完成です。

イメージしている作品の色合いや型紙の形で色合いを変えるのがおすすめです。
折り染めやにじみ絵
まず、折り染めとにじみ絵について説明します。折り染めとは和紙を折りたたんで染料につけることでさまざまな色合いと模様の美しさを作り出す染め方です。にじみ絵とは画用紙に筆などで水を塗ったあとに絵の具をつけた筆先で絵を描くことを指します。だんだんと色が広がっていき、ぼかしたような印象にすることができます。
折り染めうちわの作り方と準備する材料、道具は以下の通りです。それぞれ同じ役割を果たすものであれば、別の材料でも代用可能です。
- うちわ骨
- 半紙
- 絵の具
- はさみ
- のり
- ペン
- プラスチック容器
STEP1 うちわ製作の事前準備
事前準備として絵の具を水に溶いて色水を作ります。水が多ければ淡い色に、少なければ濃い色になります。お好みにあわせて調整してください。
STEP2 半紙を折る
半紙を山折り、谷折り、山折りで折り4等分にする。次に半紙が細長く折れたら、三角に山折り、谷折り、山折りのじゃばら折りをしていく。
STEP3 半紙を色水につける
角だけ浸したり、違う色を2度づけしたりとアレンジ方法はさまざまです。
STEP4 うちわに紙を貼っていく
絵の具に浸した紙をうちわ骨に沿って切り取ります。これを2枚準備します。紙をうちわの両面にのりで貼り付けたら完成です。
次ににじみ絵で描いたうちわの作り方と準備する材料、道具は以下の通りです。それぞれ同じ役割を果たすものであれば、別の材料でも代用可能です。
- うちわ骨
- 障子紙
- 絵の具
- はさみ
- のり
- ペン
- 霧吹き
- プラスチック容器
STEP1 障子紙を湿らす
絵の具を滲ませるために障子紙全体を霧吹きで湿らします。
STEP2 うちわにデザインを描いていく
筆に付けた絵の具で絵や模様を滲ませながら、描いていきます。
STEP3 うちわに紙を貼っていく
絵の具をにじませた紙をうちわ骨に沿って切り取ります。これを2枚準備します。紙をうちわの両面にのりで貼り付けたら完成です。
うちわ製作で必要なうちわ骨の入手方法
うちわ製作で必要になるうちわ骨は「自宅にあるうちわを再利用する」、「うちわ骨を購入する」の2種類で入手することができます。うちわの骨や持ち手を割り箸などで自作する方法もありますが、園児の数が多い場合やハサミなどの工具が必要な作業もあり、準備に手間がかかってしまう可能性があります。
自宅にあるうちわを再利用する
この方法は街中やお祭りなどで配られているうちわを園児の家族などから集めて使用する方法です。ノベルティなどで配布されているうちわはデザインが印刷されたものが多いですが、画用紙をうちわの形に切って貼り付けると無地のうちわが完成します。製作に必要なうちわの数が少ない場合、この方法で入手するとコストを抑えることができます。
うちわ骨を購入する
製作するうちわの数が多い場合や無地のうちわを作る手間がかけられない時には市販で売られているうちわ骨やうちわキットを購入するのがおすすめです。うちわ印刷キングでは、うちわ骨とうちわキットの販売を1本から行っています。
うちわ骨単体はスタンダード(W24.0cm×H34.5cm)、コンパクト(W19.5cm×H28.0cm)、ミドル(W17.0cm×H24.0cm)の3種類のサイズを展開しています。
白色以外に黄色や水色など合計7色のうちわ骨を販売しておりますので、お好みの色をご検討ください。
▼うちわ骨についてはこちらをご確認ください。

うちわキットとはうちわ骨が1本、うちわシールが2枚セットになった自宅で簡単にうちわ製作ができるセットです。絵の具や折り紙、テープを使用したお絵描きや工作におすすめです。プリンターを使用することでパソコンからデザインしたデータでうちわを製作することもできます。うちわ骨は白色のほかに黒や赤など合計7色から選ぶことが可能です。
▼うちわキットについてはこちらをご確認ください。

まとめ
今回は簡単にオリジナルうちわを製作する方法7選と手作りに必要なうちわ骨の入手方法をご紹介してきました。保育関連でうちわを製作する際には、一緒に作るお子様の年齢にあわせて今回ご紹介した製作方法を参考にしてみてください。
保育関連でたくさんうちわを製作する場合は「うちわ印刷キング」で販売されているうちわ骨やうちわキットを購入していただくことで簡単に材料を集めることができます。こちらもあわせてご利用ください。