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香川といったらうどん…ではなく、うちわ!

このようにいろんな歴史のあるうちわですが、 現代ではいささか扇子にそのポジションを席巻されております。 だがしかし、うちわは日本の伝統工芸品。 れっきとした認定も受けている由緒正しい工芸品なのですよ。

現在、国内のうちわはどこで生産されているかというと、 なんとその9割を担うという、香川県は丸亀市であります。 あなたのうちわも私のうちわも、みな出身は丸亀。 香川といえばうどん、の認識を変えねばなりません。 これからは香川といえばうちわ、です。

そもそもなぜ丸亀市でうちわ産業が栄えたか。 「香川といえば」…にはもう一つあって、 「香川といえばこんぴらさん」。 日本人なら誰しも聞き覚えのあるこの名前、 正確には「金刀比羅宮(ことひらぐう)」といいます。

この神社は当初は海上交通を司る神様として 信仰されましたが、それが一般庶民にも広まり お参りに行く人々が増えました。 そのためもあって、ここへの参拝のためにいくつかの道が街道となり その中でもっとも利用者が多かったといわれるのが丸亀街道。 道が平坦でこんぴらさんまでの距離も比較的短く、 なおかつ港もあったので 船でやってきた参拝者が多数利用したわけです。

ここで、金毘羅権現のお偉いさんがはたとひらめき、 この金毘羅さんの家紋は羽団扇。 (大体団扇紋というのは神官の家に多く見られます) そうだ、これをモチーフにして、うちわを土産物として 売り出そう!と思い立ち、結果大成功。 以来金毘羅参りのお土産には丸亀うちわ、というのが 定番になったのであります。

また、当時の丸亀藩は江戸末期には火の車だったそうで それを支えるために下級武士に うちわづくりを内職としてやらせていたという事情もあり、 こうしたことも産業として発展した背景があるようです。 いつの世も、お父さんは大変ですね。

さて、この丸亀うちわ、現在では 悲しいかなその生産の8割がポリプロピレン製品。 街角でよく配られているような白い樹脂製のものですね。 現代ではうちわといえばああいったものがほとんどですが、 昔ながらの工芸品である竹と和紙でできたうちわ、 使ったことありますか? 実は我が家にちょっと前までありました。 (今は古くなって壊れてしまい、骨だけに。泣。) 樹脂製のものとは全くの別物です。 今までのうちわは一体なんだったの?!というくらいの 風力、しなやかさ。一度使ったら間違いなく他は使えません。 ちょっとその辺の魅力やつくりなどを、事項で詳しく。